かわいいブログ

フィクションです

最後の夏(笑)

 今年の夏は「平成」という元号のうちにやってくる、最後の夏らしい。私が愛してやまないアホアホポンコツユルガバインターネットことツイッターでも「平成最後の○○」というキーワードはまかり通っていて心底うんざりする。

 私の物語の主人公は私だ。だから元号が変わろうがどうしようが、関係ない。2年前、私が20歳になるという事実のほうがよっぽど一大事であった。当然、歳を重ねることだって元号が変わるのと同様に生活が激変することはないということはわかっている。それでも、当時19歳の私は20歳になることに恐怖と焦りを感じていたのだった。

 私は毎年夏が本格的に始まるよりも前に歳をとってしまうので、10代最後の夏というものは同時に10代最後の始まりという意味もはらんでいた。とはいえ、1年後をはるか遠い未来のことのように思っていた私は10代最後の夏を特別意識することはなかったような気がする。20歳になる自分が想像できなかった。大人になってしまう自分を想像したくなかった。ただ毎日、先に大学に進学してしまったかつての友人たちの世界が広がっていっていることに対して、早く自分もなんとかせねばとじれったく思っていた。

 20回目の誕生日を迎えてから早くも2年が経とうとしている。環境や周りにいる人たちは変化したものの、私の根本的な考え方や感じ方はそんなに変わっていないように思う。たぶん14歳の、毎日なにかと戦っていたころと同じ気持ちでこれからも生きていくのだろう。最後の夏とか本当にどうでもいい。もううんざりだ。なにも終わらないし、なにも始まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……来年「今年はモラトリアム最後の年だ!!!」と1人で騒ぐブログ書きそうで嫌だな、来年までこのブログやってるか知らないけれども。とにかく、エモーショナルな薄っぺらい言葉に踊らされず、集団心理にゲロを吐き続けたいですね。