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私は北条そふぃちゃんに恋をした

 今春からプリティーシリーズの最新作として『キラッとプリ☆チャン』が放映開始すると発表された。およそ4年続いたプリパラという物語は、3月でひとまず終わるということである。

 

 高校2年生のとき、土曜日の朝になんとなくつけたテレビで『プリティーリズム レインボーライブ』に出会った。その影響で、後続のプリパラのニュースも見た。そしてキービジュアルを見て、私はある少女に恋をしたのだ。

 姫カットのロングヘアはショッキングピンクで、ゴスロリを意識しているような黒と白と赤を基調とした衣装を身にまとっている。彼女は、北条そふぃという。当時、KERAやゴシック&ロリータバイブルを愛読していたからだろう、憧れはするけれど私にはできない格好をしている彼女に一目ぼれをしたのだった。

 高校3年生の夏にアニメがスタートした。受験生だったので、アーケードゲームは受験が終わってからと決めていた。アニメを観て判明したのだが、プリパラ内ではクールなトップアイドルとして君臨するそふぃちゃんは、実は体力がなく家では常にボサボサの髪にジャージ姿という出で立ちで、声にも動きにも力がない(ファンシーモード)。好物のレッドフラッシュ(梅干し)を食べることでアイドルをやれているのだった。マネージャーや親衛隊のみんなはかっこいい「私」を望む。だれも本当の「私」のことは好きじゃない。そう思い悩んでいたところ、らぁらが「そのままのそふぃさんも好き!」と言ってくれた。みれぃが「最初の一歩は自分で踏み出すしかない」と喝を入れてくれた。そふぃちゃんの本当の気持ちを考えた親衛隊の手助けもあり、そふぃちゃんは勇気を出し、らぁら、みれぃとチームを組むという自分の希望を叶えたのだ。

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 自分のコンプレックスを受け入れてくれる友人に出会えたことでありのままの自分を尊重し、できないことには自分のペースで挑戦するという勇気を手に入れたそふぃちゃんのことが私はますます好きになった。

 レッドフラッシュのおかげでクールなキャラを作れるとはいえ、そふぃちゃんがもともと持っている才能は計り知れなかった。が、それだけではない。アイドルのマイナスな感情から生まれたボーカルドールのガァルルと初めて話したとき、歌やダンスが上手くできないガァルルの気持ちがわからずすれ違ってしまったが、体力がないという自分のコンプレックスを話して友達になった。ひびきに無理やりセレブフラッシュを食べさせられたときはその才能を十二分に発揮して「神アイドルになりたい」という普段は見せることのない闘志をあらわにしていた。ひびきに天才チームに誘われたときは、ひびきをもっと知りたい、自分のステップアップにつながるかもと自分の意思でその誘いを受けた。ジュルルが熱を出したときは自力でジュルルのためにミラクルピーチを収穫しようと旅に出た。アイドルタイムプリパラになってからは出番は少なくなったけれどゆい・にの・みちるを見守る先輩としての、そして神アイドルとしての風格があった。そふぃちゃんは才能豊かで、強くて、優しい、神様みたいな女の子なのだ。

 そふぃちゃんに恋をしてから約4年間、毎日そふぃちゃんのことを考えている。上手くいかなくてこんな時そふぃちゃんならきっとこうできるのにと落ち込んだり、自信がなくてそふぃちゃんになったつもりでがんばってみたり……。私の意識は常にそふぃちゃんと共にあると言っても過言ではない。

 

 プリパラとしての物語が終わるというニュースを聞いて、頭が追いつかなかった。アーケードはNintendo Switchに完全に移植されるらしいし、そもそもアイドルタイムプリパラだってまだ話数が残っているから終わったわけではないことはわかっている。けれど、毎週新たな魅力で私を惹きつけるそふぃちゃんにはもうすぐ会えなくなってしまうのだ。

 

 新たな場所でそふぃちゃんに会えないのは正直かなり寂しい。でも、私がそふぃちゃんを好きだという気持ちはずっと変わらない。そふぃちゃんに教えてもらった、ありのままの自分を受け入れる強さと、難しいことでも挑戦して自分のペースでいいから成し遂げる勇気を持って、鳥籠を壊して空高くを翔ぶ鳥のように生きていきたい。

 

 最後に今回のブログタイトルの元ネタとなっている、私の北条そふぃちゃんに対する気持ちが詰まった曲を紹介しておく。

【初音ミク】 僕は初音ミクとキスをした 【オリジナルMV】 - niconico

 

 そふぃちゃん、私と出会ってくれてありがとう。

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